娘が生まれて3ヶ月経ちました。
2014-11-08-09-07-39

私のウエディングドレスを娘のドレスに。
私の母方の祖母、
もうすぐ90歳の作品。
おりじわがついたまま写真撮ってしまったけど。

思い出の一着が生まれ変わりました。
置いてても仕方が無いけど、今は私に縫い物する時間はないな〜ということで祖母へ依頼。
女の子が生まれたからベビードレスにリメイクしたいなと思っていたので。
実は息子が生まれてからしばらくもこんな風にしていた。
型紙と私の赤ちゃんの服の本を送って色々作ってもらってた。


その他にもたくさんたくさん、おばあちゃんが作ってくれています。
我が家全員の毛糸の帽子に靴下をはじめ、子どもたちの様々を編んでくれ、
我が家の様々な古着を、子どもたちの洋服に生まれ変わらせてくれています。
私や夫の思い出の服が子どもたちの服になる。
しかしまあ、仕事が早い!
1週間で10作品以上が仕上がり送られてきます。

おばあちゃん、ゆっくりでいいで〜って送ったのに、ぐんぐん作っては送られてくる。
毛糸や布を見るとやらずにいられないらしい。わかる!笑


私にとって、縫い物の話がこの世で一番合うのがおばあちゃんです。
電話でも世間話より、あの生地をどう使ってズボンの丈はどうでこうで、、
あの布をお尻の部分に使えそう!
だと思って置いてあるの。
モコモコの毛糸を下の部分にしてみたら?
ああ、そばにいて一緒にやりたいねぇ、といつも話す。
秋田と沖縄じゃ、なかなか。

おばあちゃんは戦争を挟んで、
10代から定年過ぎるまで
裁縫の教師だった。
だから90歳にもなれば目も手先も思うようにならないのは仕方ないのに、
出来た作品にダメ出ししながら送ってくれる。
でも私が大喜びするからおばあちゃんは嬉しくなると言っている。

秋田の小さな町。
おばあちゃんの町に手芸屋さんがなくなって10年は経つ。
裁縫好きなら、手芸屋さんで過ごす時間は最高に心躍る。
おしゃれな裁縫の本も手に入れるのは大変。
だから私は便利なインターネットでしばしば毛糸や裁縫の本を送る。
もう細かい編み込みはできないけど本は見ていて楽しいよ〜と言っていた。

何年か前、神戸でおばあちゃんに会ったとき、一緒にユザワヤに行ったなあ。
ビル丸ごと手芸屋さんで、私は大好きだったし、いつか一緒に行こうと話していたから。
おばあちゃんは、あまりの物量に目が回って、結局、ほんの少しの端切れを買っただけだっけ。

沖縄は暑い。
こっちはまだタンクトップで過ごす日もあるから毛糸のものはなかなか使う機会少ないけど、大好きだから身につけたい。

今日はタンクトップやで〜と言うと、
ひえー、さむいさむい!こっちはストーブたいて煮りんごしてあれ着てこれ着てる、
ひえー暑苦しい!笑
そんな会話をして。

実家より断然よく電話するおばあちゃん。
おばあちゃんというより、手芸の話で盛り上がる、、友だちではないし、、うーん、
気の合う人です。
手芸の話はめっちゃイキイキ、ハキハキ!

このドレス、
娘に着せて、家族で記念撮影しようと思います。
おばあちゃんありがとう。